●「引用される度数が多ければ多いほど引用される論文の「科学者の社会」に対する影響度が大きいといえる。したがって、被引用度を調べることは、論文の質を評価することに結びつくわけである。」(「研究者の活動力を測る」1984年6月「科学」。同旨「論文は引用されてこそ価値あり」1987年8月「科学朝日」)
●「私として大いに強調したいことは2点あり、それは、
@ 大学の研究上の活動力はむしろ研究所より高い。したがって大学の学部の研究環境を研究所並に向上することが焦眉の急である。
A 研究生活における活動力が32歳から40歳に掛けて一番高いことから、若手研究者の養成、職の確保は、日本の学術研究の将来にとって極めて重要である。」(「評価とその方法」1985年1月「学術月報」)
●「大学は教育をすればいい、研究は研究所でやればいいという考え方が今の世の中にある,それが大学を弱くしている原因があると思う。」(「大学の貧困化、国際交流の薄さ」1984年8月「科学朝日」)
●「科学技術基本法並びに科学技術基本計画に盛られた科学技術立国の精神を行政改革に反映することが必要である。」(行政改革会議第20回(1997年7月2日))発言)
目次
- 序文
- 第1部 科学的な科学技術政策へ
- はじめに・計算機センターの設立
- 第1章 科学的な評価
- 第1節 Citation Indexの調査(評価)
- 第2節 評価の展開
- 第3節 評価の拡張
- 第2章 大学予算の拡大
- 第3章 若手研究者の確保
- 第2部 行政改革会議
- はじめに
- 第1章 科学技術行政の再編
- 第1節 文部科学省と総合科学技術会議への再編
- 第2節 核融合、宇宙開発等の先端的プロジェクト
- 第3節 文部科学技術省(仮称)の名称
- 第2章 エネルギー行政と原子力安全行政
- 終わりに
- 第3部 科学技術政策と行革
- 第1章 有馬行革試案と有馬科学技術政策
- 第1節 有馬行革試案
- 第2節 有馬科学技術政策とその体系
- 第2章 有馬朗人氏・政策と行革インタビュー
- あとがき
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